Blog黒田院長のブログ

2023.04.28

046 発熱外来

今日聴いていた音楽

Someday My Prince Will Come

Miles Davis Sextet 他

これからのゴールデンウィーク、皆さんはどうお過ごしの予定ですか。私は旅する元気も無いのでここぞとばかり美味く楽しい酒を飲む、、積もりである。それしか能が無いのかお前は。

さてと、自慢することでも無いし受けられる数にも制限が有ってご不便をおかけしがちだったので今更改めて記すのもどうかとは思うが、当院ではあの忌々しいコロナの発生当初から発熱外来を開けている。著名な芸能人が亡くなられたり、TVで大々的に国民を脅す「専門家」と称する扇動者には小癪にも多大な悪影響を受けたし(いやもうさぁ、私も毒を吐くけど、あの頃散々危機を煽った人たち、君らも大人なんだからせめて一言謝っても良いんじゃないか?)、最初の頃はそれなりに高い死亡率も有ったので自分やスタッフや家族にうつったらどうしようと本当にビクビクものだった。患者さんも我々も手探り状態、待合室の仕切りをどうする、発熱患者さんをいかに個室へ誘導するか、保健当局の指導も仕方無い事ながら朝令暮改で「ええと、どれが正しいのだっけか」なんて薄氷の上、とまで大袈裟には言わないが平均台の上で自転車操業やってる感じだった。ワクチン接種が始まり集団免疫も獲得し、徐々に重症者が減って当院のスタッフが感じる重圧感もだいぶ凪いで現在に至るのは、まだまだ不幸にして亡くなられる方も居る現状では油断禁物とは言っても回復される人が圧倒的に増えて来て良い方向性だと思う。
 何でこんな事を書き連ねているかと言えば患者さんから受けた問い合わせがきっかけである。発熱症状や呼吸器症状の有る患者さんは出入り口から他の来診者と分けねばならないという当局からの指示ではあるが、当院は入り口が一つしか無いので時間差で分けるしか無いし、クリニックの外で待って貰ったりで必然的に大変申し訳無いが一日で受けられる患者さんの数は限られる。
「いつまでこんな事をやる積もりだ」と受付スタッフがお叱りを受けたのだが、私からの回答としては「5月になれば例の5類解禁に伴って発熱外来の取り扱いも緩和されるものと思われます。」というところだ、今の時点で言えるのはね。
 引き続き感染対策の徹底と、発熱以外で来診された人との隔離策は講じなければならないだろうがそこは行政や周囲のアドバイスを聞きつつ、酒精で些か曇って来た我が脳味噌を絞って知恵を出したい。ってなわけで、まだもう少し発熱外来は予約制であまり多くの枠はこさえられませんので、電話でのご予約となります。皆様何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。