Blog黒田院長のブログ

2023.01.02

040 あけましておめでとうございます

今日聴いていた音楽
愛をこめて花束を
Superfy 他

 いつもこの辺境のブログを読んで下さっている皆様、あけましておめでとうございます。本年も当院をよろしくお願い申し上げます。
 さて2022年は、というか2022年も、と言いましょうか、世界の行く末を根本から変えてしまいかねない出来事が本当にたくさん起きました。
 コロナも相変わらず蔓延し人々の不安感が拭い去れないうち起きたロシアによるウクライナ侵攻、そのロシアに対する制裁発動からのヨーロッパエネルギー危機、波紋は極東にも飛び火し、アジアの政局も不安定になりました。我が国では安倍元首相が選挙演説中に射殺されるという、歴史を紐解いても数が限られるほど衝撃的な事件が発生したり、ロシアの暴挙に対し防衛議論が高まるなど、世界ならびに我が国の緊張が高まる方向に向かっていると私個人的には感じられてなりません。
 まあそのような緊張をほぐすが如き、先日カタールで終わったサッカーワールドカップ、我が日本代表の勇敢な選手たちは何とドイツ、スペインを撃破してベスト16に駒を進め、クロアチアにも5分の戦いを繰り広げてくれました。クロアチアのペリシッチ選手、あのヘディングシュートがもう10cm左右にずれていたら、、なんて今更だけど。
 ここで日本語で発信したってどうしようもないのだが、頼むからロシアもさ、サッカーでウクライナと戦えよ。戦争やって無辜の民が虐殺されるより、自分らの若者の命をウクライナの厳しい冬に防寒具もロクに与えず無為無策にすり潰すより、サッカーという平和な代理戦争でガチればそれで国内の不満層だってガス抜き出来たじゃないか。アンタら前回大会でホスト国やって平和の有り難みを実感していなかったのか。サッカーボールの転がり、その一瞬に歓喜し、悲嘆する世界中の人々を見ていなかったのか。
 何を言っても虚しい、取り返しのつかない喪失された世界の中で、私に出来ることは何だろうかとこの新年早々考える。ワールドカップで活躍した日本代表選手にもマーベル映画のスーパーヒーローにも、逆に悪い方へメーター振り切ったヴィランにもなれない私は、結局日々を臨床医として過ごすしか無いのだろうね。新年明けは1月6日から診療する予定だが、正直言って今の率直な思いとしては、あの3年前危惧した様に、また春節で渡航制限を解除された中国からのコロナ変異株襲来が来なければ良いなと思っている。フランスやイギリス、EU諸国のような水際対策を、これ以上国内の医療状況を危機に陥れないように日本政府さん、宜しく御対応お頼み申します。