文京区白山 くろだいいん 外科,内科,消化器科,内視鏡科,皮膚科,リハビリテーション科,各種健康診断,人間ドック,くろだ医院

くろだいいん Kuroda Medical Clinic お問い合わせ・ご予約は TEL:03-5804-3211
HOME 診療案内 経営理念 ごあいさつ MAP
経営理念
・はじめに ・神戸のおにぎり ・小さな医療 ・インフォーム・コンセント ・生活習慣病 ・death education 癌告知 ・免疫療法、その他の代替治療 ・救急医療 ・そして、「病気を診ずして病人を診よ」 ・終わりに
インフォード・コンセント
医師が進める治療または処置に関する概要の説明進める治療・処置の、危険と便益の説明、特に死亡や重大な身体障害の危険についての説明別の治療法や処置を含め、進める治療.処置以外にどんな選択があるかの説明、およびそれらについての危険と便益の説明治療を行わない場合に想定される結果成功する確率、および何をもって成功と考えているか回復時に予想される主要な問題点と、患者が正常な日常活動を再開できるようになるまでの期間信頼にたる医師たちが同じ状況の場合に通常提供している、上記以外の情報ジョージ・アナス著 「患者の権利」より抜粋 「インフォームド・コンセント」。「説明と同意」などと訳される言葉ですが、小難しい言葉をくだいて言えば要するに、貴方の病気はこれこれで、こういう治療とああいう治療がある、こっちはこういう良い点と悪い点があって、あっちはああいう良い点と悪い点があって、うまく行く確率はこのくらい、入院するのは何日くらい、費用はどのくらい、そんな当たり前の説明が、自分の対応も含めていかに今迄はないがしろにされてきたかと痛感します。
この実感と同じ根っことして良く患者さんに、「こんな事聞いたら先生に嫌がられるかな」なんて言われます。本当に時間が無い時は申し訳有りませんが、私のクリニックで決してそんな遠慮はご無用に願います。「私は素人なので」、これも良く聞かれる言葉です。そういう時は「私も素人なので」と答えます。まあきっと全知全能の神様って存在が本当に有ったとして、かの存在に比べたら患者さんの知識と私が分かっている事にさしたる違いなんか有りません。インターネットで幾らでも知識は転がっていますし、患者さんはご自分の病気に関してですから真剣です。その真剣さにおいてはむしろ私の方が劣る事だって多々有ります。私も分からない事は分からないと告げる正直さを常に保ちたいと考えています。その中で患者さんと共同作業で治療を進めて行けたら、等と綺麗事かも知れませんが。
生活習慣病
私に限った事では無く多くの臨床医はずっと、特に若年層の健康に強い危機感を持ち続けています。既に語り尽くされてきた感も有りますが、厚生労働省は医療費削減に関して、「生活習慣病を予防する事によって」、具体的には「糖尿病患者の25%削減」等で2015年には2兆円、2025年には7兆円もの医療費削減が「出来る」と語っています。例によって例の如くその根拠となるデータは不明で、こういう予測が外れようとお役人は誰も責任取りませんが(そりゃ当たったら少なくとも私は拍手喝采してあげますよ)、実際に治療に当たられる医師の皆さんで、この白書を信じる方は殆ど居ないのではないでしょうか。
24時間いつでも高脂肪、高カロリーの食事が摂れる外食産業の隆盛、ストレスの多い職場環境等々、少なくとも都市部で生活習慣病の患者さんが今後増えこそすれ、減る事など考えられないというのが現場の実感です。とは言っても愚痴を言ってばかりでは何も始まりません。我々に何が出来るか、と考えた時に、「忙しく」て、又はこちらの方が多いでしょうけど「面倒くさく」て健康診断も受けていないような若年層の潜在的患者さんを見逃さずにすくい上げるシステムというのを作り出さなければならない、と感じます。日々の外来診療を続けつつ、クリニックを拠点としてそのようなシステム構築が出来ないかという命題を常に考えます。コストベネフィットとの兼ね合いが有るのでまだまだ具体性には乏しく、ここで皆さんに「こういう形でやります」とは言えない段階ですが、基本は「365日、24時間いつでも」「在宅で」「楽しく継続的にゲーム感覚で」続けるのが可能なシステム。更には一つのクリニックだけで使えるのでは意味が無いので「他でも使える」システム。何か面白い事が出来ないかと考えるのと同時進行でそんな事を夢想しているのです。
death education
どうしようも無く当たり前の事ですが、我々は死すべき存在です。子供であろうが老いていようが、お金持ちだろうが権力者だろうが、遅かれ早かれ誰だって平等に死はやって来ます。医者は人の命を助ける仕事、確かにそうには違い有りません。しかし、これまた当然のように我々は、人々を死にいざなう職務も不可避的に背負っています。現代の我が国で、周りには目に見える、見えないに関わらず「死」が充ち満ちてますが、ちょっと調べてみても、日本人の実に8割以上の人が病院で亡くなっている。死は殆どが病院のベッドの上で体験されています。それが良いか悪いかの価値判断は別として、「死」は普段我々の目からは覆い隠される形、見てはならない忌み嫌われるもののように扱われて社会から隔絶されてしまっている時代だとも言えるし、お爺ちゃん、お婆ちゃんが具合を悪くして入院する、死すべき命が産まれて栄えて、そしてその盛りを過ぎて滅びて行く、自然な生命の営みなのに、身近で病み衰えていく生命に接するという体験が減っているかとも危惧します。だから余計「死」が恐ろしいものであり、見ないようにするものになってしまっているのではないか。「死」だけじゃ無い、人間の中身は決して綺麗なものではないわけですが、この国では殺菌だの抗菌だの、何だかとても清潔になりすぎて、それが逆に恐ろしい。
そんな出来事を目撃する時、今の日本に「死の教育」が絶対的に欠けていると実感しますし、我々の重大な使命として存在するのかとも思うのです。個人の力で何処まで出来るか分かりませんが、私共のクリニックでは「人が人らしい尊厳を保って亡くなられる事」をお助け出来ればと考えています。
←前のページへ 次のページへ→
HOME診療案内経営理念ごあいさつMAP
Copyright(C)2006 Kuroda Medical Clinic All Rights Reserved.